「鳩のサンポ」
指先冷える師走のまんなか
町はアサヒにくるまれた朝の色
駅に着いてひと息
オレンジジュースをのみほして
見上げた空にまる2つ
白いアーチの上
どこまでもひろがるおおきな空の
手前にピントを合わせると
ちいさな鳩が顔だして
様子をうかがいヨーイスタート
右に向かってトトトトト
同じ方向へトトトトト
もひとつおまけにトトトトト
あら、もう1羽飛んできた
ひだりに向かってトトトトト
3羽いっしょにトトトトト
もひとつおまけにトトトトト
わたしにとっては歩けぬばしょも
彼らにとってはサンポ道
空もハシゴも電線も
右へ向かってトトトトト
ひだりへ向かってトトトトト
首も前後にトトトトト
歩くとどこかを振ってしまうフシギはわたしといっしょ
鳩のサンポを見つめていたら
ヨコにゆっくり身体を振って
おりました