2016年3月31日木曜日

106 くちびるに紅を

2016年3月31日木曜日


足もとは、かさかさ ざくざくと あいかわらず落ち葉の音だけれど 視線をあげると ぶわあっと白でも桃色でもない春をかんじる色が枝を包んでいる。

きのうは3分咲きほどだったトウハチ沿いの桜は6分咲きくらいに。
うわの空に春のこと見落としていたら居なくなっちゃうんだからと言わんばかりの勢いで桜が咲いている。

儚げなイメージも持つ桜だけれど、ぶわあっと咲いていくこのときは生命力をかんじる。逞しい。

ひとを外に呼んで、春の景色をつくってしまうのだもの。きゃしゃでやわな花じゃない。

公園を歩くひともすっかりふえて みんな桜と、桜を撮ることに夢中で足もとの落ち葉には気が向かなさそうだった。

そうやってみんなが同じ方向を見はじめると、わたしはひいてそのひとたちを眺めてしまうときがあるのはいつからだろう。


お昼のラジオはライブ音源を流していた。まどから入ってくる日差しは夏のようで、ビールが似合うお昼だった。

和田唱さんがゲストに出ていた。
このひとの話し方、話すトーン、ことば、つくるうた、どれもカラッとしていて適温だなーとかんじる。
目の奥とかいろんなところから愛があることってかんじられるけれど、このひとにもそれをかんじる。
またあのラジオ聞きたいな。


きのうの夜、眠るとき布団をすこし動かしたことでのんさんが目を覚ました。あ、ごめんねーと言うとにこっとした。じっと見るほど目を覚ましてしまいそうだったのでわたしは目を閉じた。眠れなかったら呼ぶだろうと思って。
うっすら目をあけると、右を向いたりひだりを向いたり上を向いたりどうにか眠ろうとしていたり、目があったり。
がんばっているつもりはないのだろうけれど、じぶんでどうにかしようとしている姿ががんばっているように見えて愛おしいきもちで応援した。
お昼寝のときも同じようにひとりで眠っていた。

これからこうやって見守って応援するというのはますます大事なのだろうな。
のんさんができることを奪わないように見守ったり、ぎゅっと抱きしめたり。


夜ごはんは、鶏の肉巻き(人参、いんげん)、おばあちゃん煮(つづき)、くるみ和え柚子胡椒味ごま豆腐(つづき)鶏ひき肉とやさいの炒めもの(エリンギ、トマト、春キャベツ、大根、葱)、ごはん。

近ごろ眠いと目をこするのんさん。にんげんらしい動きをするようになっている。

160330 鶏ひき肉とやさいの炒めもの

2016年3月30日水曜日


そうか。世の中は春休みだ。
のんさんとおさんぽに出て 平日のお花見をたのしむひとをちらほら見かける。
野川に入って遊んでいるこどもたちもいた。
曇り空で川に入れるのだからよっぽどきょうはあたたかい。


のんさんは視覚と聴覚それから好奇心かな、日々いろんな感覚をつかんでいるような気がする。
眠いときに口になにか加えたくなっていたり、さんぽをしてもきょろきょろとして以前に比べて眠るのに時間がかかるようになった。
きょうは、1じかん。

ラジオで春に聞きたいおすすめのうたをアーティストのひとが紹介していた。わたしならなんだろう。なにが聞きたいだろうとぼんやりかんがえる。
ぽこぽこっと浮かぶものもあるけれど、いろんなおんがくを聞き返したくなる。

春にちなんだタイトルのうた、あかるい春色が浮かぶうた、それからあいまいなあかるいと暗いを持つぐわんぐわんとするようなうたも春だな。
いちばんは、わたしのあるときの春へ旅できるようなうた。
じぶんで選ぶときも、だれかの選曲を聞くときも、そのひとのエピソードとともに選ばれたうたがいいなーと思う。夏みたいなうたでもそのひとのあるシーンで流れていたらそれは春のうただ。

と書いてから ふりかえってみたけれど エピソードとともに思い出すうたはひとつくらいだった。スピッツの春の歌 浪人した年のこと、そこにいたひとのことがするするするっと思い出される。
浪人をした年以降、同じアルバムを何回もくりかえし聞くとか、そもそも音楽を再生する回数がへったのかもしれないが、ここ数年のことを思い出してみてもうたが浮かんでこないものだった。
ラジオはあいかわらず、聞く時間帯は変わったけれどよく聞いている。


夜ごはんは、南瓜の塩蒸し(つづき)、ひじきのサラダ(つづき)、くるみ和え柚子胡椒味、おばあちゃん煮(つづき)、鶏ひき肉とやさいの炒めもの(エリンギ、トマト、春キャベツ、大根、葱)、ごはん。


堀込泰行×口ロロ 「バース・コーラス」https://www.dripar.jp/pc/music/
しずかな春をかんじるうた

2016年3月28日月曜日

160328 おばあちゃん煮

2016年3月28日月曜日


予報は雨だった
外に出られなさそうだし ゆっくり起きようーと思っていた
のんさんを朝風呂に入れる これができたらきょうはよい
いつもはふたりでいるときに 帽さんがいれてくれるお風呂
6じに眠ったので 朝風呂だということになった
思い返してみると きのうの夜ごはんのときから ひとりでいれる方法のことばかりかんがえていた

浅くお風呂をいれて ひざ下までつかっていれる方法を帽さんはあみ出していて 途中までそれがいいかなーなんて思っていた
一度眠り 授乳に起きた午前2時半 またそのことを考えた
シミュレーションしてみると わたしの腕の力ではまったくうまくいきそうにない
いっしょに入ってしまおう
ようやくここで方法が決まった

窓をあけると 雨は降っていない
降ったら取り込めばいいねと そとに干す
のんさんの服がぬれていたので ごろごろは予定変更 お湯をためはじめる
いつもより少ない洗濯物 お湯をためているあいだに干し終わった
のんさんがやって来てから すきまの時間がてきぱきしている

お風呂の近くのテーブルにバスタオルを敷いて 用意はできた
まずじぶんが脱いで のんさんを脱がして たったかた
つかりながらで正解だった
授乳もとちゅうでできたりする
のんさんを包んですっぽんぽんで着替えのある布団まで歩く
着替えさせてから わたしも服を着て お風呂を終えた
これなら ひとりでもいれられそうというきもち
首がすわりかけているいまだから できたのかもしれない

しんぱいごとは やってみてしまうに限る


夜ごはんは、おばあちゃん煮、ひじきのサラダ(つづき)、大根と帆立のサラダ(つづき)、南瓜の塩蒸し(つづき)、豆乳と牛乳のスープ(つづき)、ごはん。

天気がよいからと ベビーカーで駅前まで行くという冒険も行なった
ふっとしたことがちいさな冒険の日々だ

夜は雷がひかり 雨がどしゃーっと降った
うずうずしているきもちを いっしょうけんめい覆っていたものをひろげたような雨だった
なにが理由で泣いていたかとちゅうで分からなくなってしまうような
冬とさようならしたな そんなふうに思った



2016年3月25日金曜日

160325 ひとひとて

2016年3月25日金曜日


きょうは 助産院へベビーマッサージを学びに行った
10じからなのでいつもより早起き
のんさんが眠ってくれているあいだに洗濯物を干した
それでもまだ眠っていたので 床を拭いた
そろそろ出発だぞーというころに起きてくれて 5分の遅刻ですんだ
のんさんは こういうときのタイミングのよさを 生まれるときからずっともっている

マッサージ方法というより 教えてくれた方の知識の深さがおもしろかった
パッチテストをしたときに これそうかもとすこし思ったのに だいじょうぶとすすめてしまったばっかりに のんさんの肌がすこし赤くなってしまった
肌に合わなかったのだ
「あ、だいじょうぶです」はクセ よくない方のクセ
これまではわたしががまんするだけだったけれど のんさんにめいわくがかかるはいよいよよくない
これを機に すこしずつこのクセなくせたらなーとはんせいするきっかけになったのでした

卒業式のきょう
帽さんのがっこうも卒業式 がっこうとしてさいごの卒業式
だから ケーキをと思って ずっと気になっていた ひとひとて(乳製品と卵を使っていないお菓子屋さん)へ帰りに向かおうと思っていた

きのうのんさんが寝かしつけもなく6時間つづけて眠ってくれた
朝4じころの授乳でどちらもぱんぱんな状態の中 片方だけの授乳にしてしまったのが きょうのあわあわのはじまり
マッサージの後 授乳しようとしたら ひだりがわが噴射
のんさんは大泣きしてしまった かおにおっぱいとんできたら泣く
右がわを落ち着いてのめたのだけれど 慣れないマッサージに噴射に あわてていたのだな
買いに行くことを先に決めていたから ただただそこへ向かったのだけれど あわあわして なんだかどっとつかれてしまった
(オレンジのケーキと苺とクランベリのケーキを買った)

のんさんは最寄駅に着くまで 機嫌よくいてくれたけれど おうちの直前からひさしぶりによく泣いた

つめたいのか 出がよすぎるのか うまくのめなくて でもはらはへって 泣く泣く
のんさんの機嫌はおっぱいしだい そしてわたしのきもちはのんさんしだい
われらの一日は おっぱいしだいなのだ
たべるものと きもちと あたたかさと しっかり声を聞いてきもちよく過ごさねば だ

「赤くなったのにオイルつかってごめんね」としっかり謝ったときに一度泣き止んだ
のんさんはわかっている

おはなしをしながら すこしずつのんでもらって 19じくらいに眠った
帽さんが遅い日に眠ってもらえて たすかった
夜ごはんはいつもより早くたべられたほど
あしたのための小豆を茹でながら にっきをかいている


夜ごはんは、明日葉のおひたし、大根と帆立のサラダ、野菜の炒め煮(鶏肉、大根、とまと、まいたけ)、豆乳と牛乳のスープ(ベーコン、しめじ、春キャベツ、ねぎ)、ごはん。

きょうはなんにも作らなかった


のんさんがよく眠れますように
そして あしたもおいしいおっぱいをのんさんがのめますように


こうやってうそをつかずににっきをかくと すこしすっきりするのと よいこともあったじゃないかとふりかえられてよいなー

2016年3月23日水曜日

160323 大根と帆立のサラダ

2016年3月23日水曜日


うっすらくもり
家にいると さむいのかななんて思ったけれど どうやら17度まで上がるようだ
こんな日は外にいる方が あったかくかんじる

妊娠中に行ったclammbonのライブ 武道館で ライブハウスツアーのことと会場だけで販売するミニアルバムのことを聞いてから なんとか聞くことはできないかなーとうずうず むむむむしていた
はじめはライブ会場だけとのことだったのだけれど twitterでちらほら直売しているところの情報を見かけるようになって このあたりでもないかなーと情報をぼんやりと追いかけていた

そうしてきのう いよいよよよよ キチムにて販売しているというのをはっけん
こうなると このことばかり気になってしかたなくなってしまう
あしたからは寒さがもどるというし これはきょう行くしかないと のんさんに付き合ってもらうことにしたのでした
思いつづけていたアルバムと出会えたよ うれしい


東急に立ち寄り おむつ替えと授乳をしたのだけれど
こども服の階 平日だからか がらんとしているのに おむつ替えスペースに来たら ひとが盛りだくさん 授乳スペースは並んでいた
ほかにこういう場所がなかなかないから ここに集ったのだろうな
こんなにひつようなひとたちがいるよーと まちづくりをするひとたちなどに知ってもらいたいな

おむつ替えと授乳スペースが分かれているので 同じスペースでのんびりはできない
いろんなひとがスムーズに使えるための 工夫なのだとわかりながらも すこし不便
のんさんはごくごくのみながらうんちくんをして ならんでいたから のんさんきもちわるいかしらと思いながらも ぎりぎりまでのんでもらってからおむつを替えにいかなくてはと どきどきした

まんぷくのサインであるよそみをはじめたから よしとおむつスペースへ
ぜんぶ着替えるなら しょうがない 持ってきているしと思いつつも おそるおそる見てみたら おむつカバーでストップしていた ほっである
のんさんは困らせることをしない おなかにいるときからやさしいひとだ


3駅でんしゃに乗って CDを買うだけだって 意気込みがひつようで にもつもあれこれあって のんさんがやって来て日々は冒険になっている
いる前はどんなふうに街が見えていたのか 29年もそうしていたのに忘れてしまいそうだ


夜ごはんは、大根と帆立のサラダ、野菜の炒め煮(鶏肉、大根、とまと、まいたけ)、春菊と人参としめじのくるみ和え、焼売(駅で買った)、煮物(つづき)、ごはん。

なんとなしにテイクアウトでのんだ チャイがとてもおいしかったなー
帰ってきてから リピートリピート
CDのプラスチックがすきでなくて 買うのが億劫になるのだけれど とっても素敵な紙ジャケット 纏うパッケージもいっしょに作品


のんさんはよく眠り 夜ごはんを2品つくることもできた

2016年3月20日日曜日

160320 胡麻豆腐

2016年3月20日日曜日


あたたかな陽気
ふじわら家とそとでおひるごはんをたべる
すーさんはいやいや期の入り口にいるようだ
これをしたい いやだというきもちがあって 伝えようと 相手につっこんでいくことができる

のんさんは すーさんに比べたら伝え方も訴えたいことの種類も少ないかもしれないけれど すーさんの怒り方を見ていたら こういうきもちなのかなーとそんなに変わらないのかもなと思った

夜ごはんは、じゃがいもサラダ、ひじきととまとと枝豆のサラダ、アボカドとレタスとブロッコリーのサラダ、小松菜のお浸し、ごはんのプレート(きのう母に駅ビルにて買ってもらったものののこりたち)、胡麻豆腐。

22じくらいになると のんさんは眠ろうとする
きょうはじぶんの手をくわえて どうにか眠ろうと努めていた
その姿のいとしいこと

2016年3月13日日曜日

160313 プチベールの胡麻和え

2016年3月13日日曜日


きょうは 帽さんがやらねばをどしどし行なっていくエネルギーにのっかって
わたしもやらねばやりたいを行ないながら過ごせた

味噌を瓶へつめる作業と夜ごはんを2品つくること

きのうの味噌作りのときも思ったけれど 家にひとがいるというのはおおきい
エネルギーをもらって きもちがひろがる
しんけいしつエネルギーよ どこかへさようなら と


夜ごはんは、プチベールの胡麻和え、焼肉(きのうの)、空芯菜炒め(きのうの)、油揚げとカブの葉の煮浸し、かぼちゃの塩蒸し、ごはんのプレート。


夜 のんさんに授乳しながら このあとはお茶を煮出して 湯たんぽをー
とかんがえていると しゃかしゃか音がする
洗い物のあとに お米をといでくれていた
夜ごはんをつくりながら あとで米を浸水だけしておいたら楽だねーということばをしっかり覚えていてくれた わたしが忘れていたのに
そうして お茶も煮出してくれて わたしはあと湯たんぽだけでよくなった
ついでにと 2011年いつけていた梅酒の梅をジャムにすることまでできた

わが家のジャムおじさんこと帽さんがいて わたしはなんとかおかあさんをはじめられている
帽さんだから こんなに穏やかにわらっていられるのだ
 
「押入れにずっといる布団を捨てて 床にあるものをしまおう」だとか
「あとで 鍋洗って浸水しておいたらいいね」だとか
わたしがぽーんと放ったことばを しっかりキャッチして 休みの日なのに せかせかと行なってくれる
ありがたいきもちとともに かんたんにことばを放ちすぎないようにとはんせいである

たべながら眠ってしまうほど 日々くたくたのジャムおじさんがすこしでもゆったりとした休日を過ごせるように協力したい そしていい日々を過ごせるようにわらっていたい

2016年3月5日土曜日

160305 のり巻きとはまぐりのお吸い物

2016年3月5日土曜日


ぽかぽかとよく晴れている

春は あたたかくなり
町に色がふえていき
なんだか前向きな季節のようだけれど
すこしずつすこしずつ ちいさな一歩をくりかえして 芽の咲くころへたどり着いているのだろうな なんて思う

のんさんを宿したあたりから
とくにこのごろ ぐすぐすとなにかがくすぶっている

どかーんっといきたいきもちと
けれども なにをどかーんっとさせるんだ?というわたしへのハテナと
いろいろな刺激をもらいつつ
まだぐっとこらえるときなのだとかんじ じれったくいる

春のことをぼんやり陽気のほがらかさんだとばかり思っていたけれど 本人は揺れうごいていて しんどかったりするんだろうな

青春だとか思春期だとかいうことばをつくった方はしっかりそれを感じていたのだろうな


きょうはおじいちゃんおばあちゃんがやって来て お宮参りとひなまつりだ

めんどくさがったり 決めつけたり
そうして 楽しまないを選んだりするときがあるけれど 帽さんやあいこちゃんはそのあたりのトビラがいつもひらいていて いいなーと思う

わたしもつられてみよう
帽さんのつくったのり巻きがとっても美味しそうでたのしくなってきた



のんさんの記録
●このごろ手を見つけたようで 手をよく吸っている 朝と夜はよく眠る
●おっばいマッサージをしてもらったら 溜まっているものが意外にあって 右はぬるいそうだ のけぞったりするときは 「ぬるいぞー」とお怒りなのだって
●整体の産後クラスにて あたまがばちばちしていると のどや胸にたまっていたものを泣いて出したら身体がやわらかくなった
わたしが神経質になっていたのだなー それを伝えてくれていたのだ きっと

80日目 2ヶ月