予備校で出会ったともだち同士、4人で仲よくなって、ひさしぶりに集まった。生まれて30周年な我々はそれぞれに双眼鏡で先を眺めたり、アンテナをくるくる回してみみをすましていたりしている。そんな時期のようだ。
出会ったころは、18才。ふり向いてすこしそのときからのことを思うと、ずいぶんと歩いてきたよ、よくやっているよと思う。18才のころのわたしよ、こんなふうに生きているよ。予想をそもそもしていなかったけれど、予想もできなかったであろういまがあるよ。そうして、このいまはすてきないまだ。
12年後のことをやっぱり予想できなさそうだけれど、18才のわたしにいま言えるようにすてきないまだと言いたいな。そのころ、のんさんは12才だ。どっひゃー。
夜ごはんは、ホイコーローのような炒めもの、豆腐サラダ(コリンキー、オクラ、水菜、大根)、アボカド、重ね煮のお味噌汁、ごはん。
のんさんはいつもよりすくない睡眠で、みじかい昼寝をしてはにこにこしてがんばったきょう。一度眠りについてから目覚めて大泣きをした。どうして目覚めたのか、大泣きの原因もわからなかったのだけれど、帽さんといっしょに過ごすじかんをつくったのかな、なんて思った。
帽さんは、あしたの登山のために買いものに行っていた。帽子と合羽と出会えたようだ。「いつも買うときに意見を聞いていたからいなくてなかなかつらかった。全然ちがうところから、これはーっていつも持ってきてくれるじゃない。あれがいいのよ。そういうのもなかったからいっしょに行っていたらちがうものを買ってきていたかもしれないなー」
きょうはいい日だ。
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