2016年7月26日火曜日

223 ハッピーバースデイ

2016年7月26日火曜日


目を覚まして、窓の外を覗く。傘を差しているひとが歩き、大きな道にくるまが連なっている。わたしたちはお休みだけれど平日。この町に暮らすひとたちのきょうはもうはじまっている。

帽さんが思いつづけてきたそれに会うことがこの旅の目的で、帽さんのどきどきそわそわが身体からじわんとにじみ出ている。
平日午前中の電車は空いていて、携帯電話を見ているひとも東京よりずっと少ない。はーって深呼吸できるような、大丈夫と安心して腹の真ん中あたりにぐっと力をいれる余裕ができるような、そんな時間の流れ方をしてる。話し方も電車の佇まいもあったかくて心地よい。

帽さんは思いつづけたそれと会って、営んでいるひとと会って、じぶんのペースでひとつひとつを確かめていた。浮き足立つようなそんな素振りはないのだけれど、静かにふつふつと喜びが溢れている。店主さんの奥さんは、あかるくわらう気さくな方で風通りのよいひとだった。家族で営むということはそんなに特別なことじゃないのだよな。

新幹線と電車とタクシーを乗り継いで、近所の公園に着くと青々とした緑の匂いがして、深呼吸した。帰って来た。

夜ごはんは、出前のお寿司。
オーブンミトンのバースデイケーキは最高であった。


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