二〇一六年十月二十一日金曜日
晴れ
お昼に作ってもらったあんかけラーメン。汗をかきながらもくもくとたべられた。普段たべられないであろうものを考えて作ってくれたのだ。おいしかった。
母は火のひとだと思っていた。半分は火なのだとも思う。けれども、ああ風か。そっかそっかと、思った。どこにいてもよどみを流そうとする。風を吹かせるひと。それによって火がつくこともある。きもちのよい春風のようなこともあるし、台風にもなる。でも洗い流してぴかぴかにする。トイレ掃除をしている姿をみていたら、ひとりでどこにいても秩序を保とうとせかせか懸命にしているなーとふっとこんなことを思ったのだった。
母たちも浅草に出かけるとのことで途中までいっしょに電車に乗り、帰る。すこしでもはやいのと、ぎゅうぎゅう電車、のんさんとわたしにはどちらがいいだろうと考えて、ゆっくりでもぎゅうぎゅうしない電車を選ぶ。
(前か後ろどちらかの端っこに乗っておおきな窓から景色をみていると、あっという間にかんじるよ)と帽さんにおしえてもらってから端っこに乗るようにしている。なんとなくだいたい後ろ。荷物も立てかけられて、車掌さんのアナウンスする姿を眺めたり、景色をみつめたり、たしかによいのだ。新宿あたりから乗ってきたからっとした話し方、笑い方をする五十代くらいの女のひと、すこしふっくらしてこどもみたいな距離の取り方をする同じ年齢くらいの男のひと。のんさんはこの二人をナンパした。彼は、犬のぬいぐるみのスイカケースをつけていて、それをのんさんに伸ばしてあそんでくれていた。まだお子さんがいないであろう男のひとがあそんでくれるのは珍しい。さらに彼はものすごく気さくで(何ヶ月ですか。ぼくには妹がいて・・・)とじぶんから話してくれる方だった。こんな言い方が正しいのかわからないけれど、邪気に気がつかずに大人になってしまったというくらいにこどもみたいなひとで緊張がすこしほぐれた。電車に乗り、気がつくと、その犬のぬいぐるみのパスケースは幼稚園児の子などのおもちゃになっているんですとうれしそうに話してくれた彼にわたしは(いろんなお母さんを助けていますね)と伝えた。こういった無名のスーパーマンはいるんだなーと思う。のんさんがいるとほんとうたくさんの出会いがある。いつまでもこんなふうにはじめての方と話せたらいいな。
夜ごはんは、赤葉と人参のおひたし、肉味噌、豚ひき肉と大根の葉の炒めもの、ロールキャベツ(母より)、鮭のちゃんちゃん焼き(母より)、きんぴらごぼう(母より)、ごはん。
0 件のコメント:
コメントを投稿