2016年9月23日金曜日

二八二

二〇一六年九月二十三日金曜日


ほんとうは約束があったけれど、のんさんが発熱していたのでまた今度にしてもらった。

機嫌はよくて彼女はいつもどおりのように過ごしている。すこし甘えんぼでいつもよりおっぱいをよくのみ、その分おしっこの量が多い。

彼女にとっては微熱くらいの温度なのだけれど、38.3℃ある。首元やおなかがあっつくて、抱くと熱をじんじんと感じる。

熱よ、さがれー
熱よ、さがれー
と祈りまくりながら彼女のにっこりに励まされる。まったくかなわない。

ときどき口をすぼませて、きもちわるいというかおをする。のどが痛むのかな。
のどが痛むという現象も、発熱も、はじめてのこと。彼女にはなんだかへんなかんじ。きもちがわるい。というふうなのだろうか。


宇多田ヒカルさんがゲストのSONGSを見た。彼女はこどもを育ててみて、失われていたじぶんの2,3年を取りもどせるようだというようなことを言っていた。じぶんの記憶にはないほんとうにはじめのころのこと。父や母がどんな顔をして、どんな声をかけて、育ててくれていたのかを覚えていない。それが根っこになるのに、覚えていなくて闇にもなる。それを、こどもに声をかけながらすーっと見えてくるのだろう。


父や母がじいちゃんばあちゃんになって、のんさんと接するときこんなにやさしい目をするんだなーというかおに出会う。はじめ、なんだか照れてじっと見つめられなかったけれど最近はその表情をじっと見つめる。
こんなふうに愛でてもらっていたのだな、と。
のんさんを見つめる父母をみながら、幼いわたしを見つめる父母に会っているよう。


夜ごはんは、キムチ、お味噌と酒粕のお鍋二日目、ごはん。


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